ITAエアウェイズは、フライトおよび地上業務をより効率的かつ持続可能なものにするため、革新的な技術とプロセス、いわゆる「オペレーショナルエフィシェンシー(業務の効率化)」に投資し、欧州の脱炭素化目標に貢献しています。
航空交通の混雑が深刻化し、航空需要の継続的な成長が見込まれる中、環境負荷の低減も含めた運航効率化は、ますます複雑な課題となっています。こうした状況に対応するため、ITAエアウェイズは体系的な計画を策定しました。この計画では、フライト運航と地上業務のあらゆる段階におけるイノベーションと、気候変動につながる影響の低減を一体的に進めています。
高精度な飛行計画:各航路は、燃料消費を抑えられるよう、航空機の性能、気象条件、航空交通の状況に基づいて設計されています。これにより、離陸前の段階から燃料消費の削減を図ります。
OptiClimb:人工知能を活用して効率化を図る機械学習システムです。SITA OptiFlight®製品群の一部であるこのシステムにより、飛行時間を延ばすことなく離陸・上昇段階を最適化し、燃料消費を削減します。
重量とバランス管理:1kgの積み重ねが大きな違いを生みます。機内の重量と搭載貨物への継続的な配慮や、インテリジェントな燃料管理(過剰な給油を防ぐため、フライトの20分前に正確に調整されるジャストインタイムの給油)により、各航路の全体的な効率を向上させています。
エコパイロティング:コックピットでも効率化を追求しています。最適な速度、高度、飛行経路、地上走行時の片側エンジンの使用、効率的な空力設定など、燃料を節約する運航手順を採用しています。
IRIS:高度な衛星通信システムにより、航路をさらに効率化します。ITAエアウェイズは、インマルサットと欧州宇宙機関(ESA)が共同開発したこのプログラムを、欧州でいち早く導入した航空会社のひとつです。IRISにより航路の最適化が可能となり、待機時間、燃料消費、CO2排出量を最大10%削減できます。
地上業務:地上業務でも消費量を削減します。電源および空調には専用の機器を使用し、フライト前から燃料消費と排出ガスを抑制するため、エンジンおよび補助動力装置(APU:地上業務中にエンジンを使用せずに済む場合に、航空機へエネルギーを供給する装置)の使用を削減しています。
整備性能:エンジンを常に最高効率で運用します。定期的な洗浄と的を絞ったメンテナンスにより、長期にわたって高い性能を維持し、非効率や燃料の無駄を防ぎます。
ITAエアウェイズは最先端技術を活用した次世代機材の導入を進めています。これにより、サービスの効率と品質を最適化するとともに、環境負荷を大幅に低減しています。
航空輸送脱炭素化協定は、2050年までの「ネットゼロ排出」目標を見据え、SDGsおよび2030アジェンダに基づく航空輸送分野のサステナビリティ目標の達成を後押しし、加速させるために策定されました。